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加守田章二の壺です。


加守田章二は、日本の近現代陶芸界の天才、鬼才とも言われ、その後の 陶芸 界に大きな影響力を残しました。日本の陶芸界を代表する著名な作家です。独自のセンスで、毎年様々な 作風 の作品を生み出し、斬新な 名品 の数々を残しています。この壺も、均整のとれた美しいシルエットに、瀟洒な意匠のデザインが 象嵌細密 に施されており、味わいのある作品です。このような、艶を出さずに土の質感を保ち、土の持つ生命力を表現した作品は、高く評価させて頂きますので、是非ご相談ください。しかしながらこの壺はシンプルな形の作品となりますので、低い価格でのお取引となります。図柄 が繰り返されて波模様のように を覆っているような、上手 の彩陶壺や曲線彫文壺になりますと、この作品の4倍、5倍ほど上の価格で取引されるでしょう。彼の場合は、彩陶壺や曲線彫文壺が、一番の高価買取対象作品です。

またこの作品は、1978年、45才のときの作品です。加守田章二は、49才という若さで夭折しておりますので、最晩年の作品と言えます。作家は努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 作風 を確立させて行きます。若年 期の作品よりも、晩年の作品の方が、やはり熟練した深い味わいが出てきますので、断然、高価に買取させて頂けます。中でも、亡くなられる一年前、二年前の最晩年の作品は、最も高価に取引できる作品となります。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えなどにより、価格が違ってきます。一度ご相談頂ければと思います。高さ33.5cm×幅15.3cmで、底部に「章」と銘があり、 「一九七八」と記されております。(No.240)

 

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