裏千家十一代 玄々斎の菊画賛の掛軸です。
十一代 玄々斎の菊画賛で、縦30.5×横59.8cmの 紙本 に書かれた横物の 掛軸 を紹介します。軽妙な筆致で白菊の花と詩が書かれた 茶掛け で、楽しい秋のお 茶会 が開けそうですね。
裏千家 は、千利休の没後に千宗旦の四男宗室が興こしたことで始まり、茶道の流派の中では最大です。茶の湯 の革命児と呼ばれた玄々斎は大名の子で養子に入り、裏千家の作法を 表千家 と異なる形態にし、茶箱 点前 や和巾点前を考案。好みの 茶道具 も格式に縛られることなく多様化しました。漢籍、謡曲、歌道、香道などにも通じており、茶道の近代化の先駆として高く評価されています。裏千家家元の場合、歴代宗匠直筆の茶席の書画や手造りの 茶碗 や 茶杓 が一番高価に買取させて頂けますが、特に 古い時代 の宗匠の作品は現存数も少なく人気があり、特別高価買取対象です。またお茶会で使用される茶道具は、箱の蓋も床の間に並べて披露されるので、保存状態 の良いものが喜ばれます。売却依頼の際には、古美術やかたにお問合せ下さいませ。(No.80~120)