永楽善五郎の得意とする乾山写しの御茶碗を紹介します。
先代の永楽善五郎の乾山写の抹茶 茶碗 で、高さ9.2×幅11cmです。十七代続く永楽家は、 千家十職 の一つ、土風炉焼物師として有名ですが、茶陶を始めたのは十代目からです。永楽焼 には乾山写の他に 赤絵、金襴手、仁清写、交趾、祥瑞 写、染付 などがあり、色彩豊かで綺麗な 絵付 の作品が人気です。
このような御茶碗や煎茶碗の場合、四季を通じて使用出来る 図柄 で、内側まで描かれている 上手 の作品は高価に買取させて頂けます。また各お 家元 宗匠の好みの作品や 書付 の付いた作品はより高い値段がつきます。しかし作家物で一番大事なことは 共箱 があるかどうかです。作家本人の 落款 と印が押された共箱は大変重要で、保証書の代わりとなりますので、共箱が無い場合は買取価格は半額以下になってしまいます。古美術やかたでは、お譲り頂いたお客様に、納得頂くことを第一と考えております。お客様より売却頂いた品物を、価格を表示して、当店で店頭販売いたしております。また同時に、ホームページにも、価格を表示して販売いたしております。（No.12）