加守田章二の盃です。
加守田章二は、美術大学 で富本憲吉、近藤悠三らに 師事 して 陶芸 を学び、1967年34才のときに、窯 を構えて 独立 しました。1977年44才のときには、さらに新天地を求めて、陶房を移しています。この遠野時代に、曲線彫文、彩陶など新たな境地を次々と築き上げ、素晴らしい作品を残しています。民芸的な益子焼に、新しい道を切り開き、近代陶芸界の鬼才と言われました。若くして亡くなりましたので、その作品は希少で、晩年 の 上手 の作品は、一千万円近い価格で取引されています。独創的な形で、彩色や 象嵌 などの 技巧 が施された曲線彫文壺や彩陶壺が一番高価に買取させて頂ける作品です。
この作品は、高さ5.5cm×幅7.5cmの 盃 で、高台内に「章」と 銘 があります。加守田章二の酒器には、壺などの規則性のある 図柄 の作品とは違った、面白い味わいがあります。最近では、作家に関わらず、 盃が人気があります。中国やアジアのお客様はお茶を飲むのに使われているようで、当店にも、珍品 や素晴らしい 逸品 を求めてお越しになるお客様が大勢おられます。青磁や白磁の 古陶器 の盃、著名な作家の 上手 の 名品 は高価に買取させて頂きますので、一度ご相談頂ければと思います。当店は、祇園の骨董街で長年培われてきた実績があります。売却のご相談は、古美術やかたにご依頼ください。(No.60)