買取実績 buy

岸田劉生は、肖像画や 風景画、静物画 など、写実 に基礎を置き、独自の 作風 で数々の傑作を生み出しました。日本近代美術史を代表する屈指の天才画家と呼ばれ、高い評価を受けています。38才という若さで亡くなりましたので、1915年から1920年代にかけての、20代の頃が、最も旺盛な創作活動時期となり、この時期が彼の 全盛期 となります。この頃に描かれた有名な「麗子像」は、岸田劉生の代表作で、誰もが一度は目にしたことがある作品ではないでしょうか。さて、この作品ですが、舞妓をモチーフに、紙に鉛筆やコンテで描かれた作品です。さらっとした筆遣いながら、彼ならではの、緻密 な描画力が冴える 逸品 です。懇意にしていた舞妓さんへの深い愛情も見て取れます。彼が得意とする、鋭い感受性で対象をしかっりと捉えた素晴らしい 婦人像 と言えるでしょう。作家は、努力を重ね、試行錯誤を繰り返して、自身の納得の行く 画風 を確立させて行きます。そのため、若書き の作品よりも、晩年 に描かれた作品の方が、断然、高価に買取させて頂けます。やはり、晩年の作品には熟練した深い味わいが出てきますので、 名品 と呼ばれるものが多くなり、高価買取対象となります。中でも、亡くなられる一年前、二年前の最晩年の作品は、最も高価に取引されています。この作品は、1928年の作品ですので、彼が37才、いわゆる最晩年の作品となります。彼の作品の中でも、最も高価に取引される作品でしょう。晩年の上手の作品は、百万に近い値段で取引されるたいへん人気のある作家です。岸田劉生の、全盛期に描いた 上手 の作品は高く評価させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。当店では、美人画や 人物画、油絵などいろいろなジャンルの作品を扱っています。祇園の骨董街で長年培われてきた実績があります。制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違ってきますので、お気軽にご相談ください。41.0×30.5cm サイズの作品です。（No.115）