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秋野不矩の南国の風景を描いた晩年の作品です。

秋野不矩は、日本画の定番の 花鳥風月 を嫌い、西洋絵画の特長を取り入れた新しい日本画を創造しました。1962年、50才になった頃に、インドのタゴール国際大学に客員教授として招かれますが、それ以降、インドに魅せられ、インドをテーマに新しい境地を開拓しました。このころが全盛期となり、晩年のインドを描いたシリーズは高価買取作品となります。晩年全盛期 のインドをモチーフに描かれたシリーズの作品などは、百万円を超える価格で取引される作品になります。秋野不矩の、インドの豊穣な大自然をテーマに、そこで生きる人々や自然のたくましさや美しさなどを瑞々しい色彩で描いた作品はたいへん人気があります。この作品も、南国の風景を、鮮やかな色彩と明快な筆遣いで見事に表現していますね。このような、晩年の上手のインドの風景を描いた作品の売却依頼は、是非ご相談ください。どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。晩年の、自身の 画風 を確立させた円熟期の作品には、熟練した深い味わいがあります。売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と買取価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。当店では、日本画作家、洋画作家の作品など、数多くの作家の作品を扱っています。祇園の骨董街で長年培われてきた実績があります。お気軽にご相談ください。67.0×92.5cmサイズの 紙本 に彩色が施された作品です。(No.240)