平松礼二が得意とするモネの池の作品です。
平松礼二は、40代には日本画家の登竜門である山種美術館賞展大賞受賞など 著名 な美術賞を総なめにし活躍を続けています。50代のモネとの出会いから、それまでの東洋志向を一時中断させ、ヨーロッパで流行したジャポニズムを意識した 画風 となりました。琳派に通じる華やかさとデザイン性、岩絵具や箔、墨など日本画の画材を活かした艶やかな色彩美が魅力の作家です。平松礼二の作品では、やはり、大胆で、かつ 日本画 らしい優美な 作風 で、見るものを圧倒するような 晩年 の 全盛期 の作品が人気で、高価買取対象です。この作品も、きれいな色使いの華やかな作品で、見るものを魅了しますね。このような、大胆な筆遣いの色彩美のある作品は高価買取させて頂ける作品です。どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の境地に到達します。やはり、晩年の、自身の 画境 を確立させた全盛期の作品が、熟練した深い味わいが出てきますので、やはり 逸品 と呼ばれるものが多くなり、高価買取対象となります。ご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。この作品は、紙本 に彩色が施された41.2×53.2cmサイズの作品です。(No.50~80)