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松尾敏男の名品、雪の中に咲く牡丹の絵です。

雪が、激しく降りしきる中に、真紅の牡丹が静かに咲く様子が、たいへん美しい 逸品 です。松尾敏男は、堅山南風に 入門 し、古典の 模写 などをしながら絵の勉強をはじめました。21才の頃に院展で「埴輪」が初入選したのをきっかけに、院展 の中心的な画家となって活躍しました。はじめは北海道を取材し、自己の内面を投影させたような 幻想的 な自然風景を描いていましたが、その後は海外にも取材旅行をするようになり、国内外の 風景画花鳥画人物画水墨画、肖像画、動物画など、幅広いジャンルの作品を残しています。その中でも特に、牡丹や花鳥を描いた作品がたいへん人気があり、高価買取対象です。人物や、猿などの動物の絵も描いていますが、彼の場合は、やはり、このような牡丹を描いた花の絵が、彼の真骨頂とも言える作品で、たいへん高価に買取できます。作家ものでは、やはり、晩年 の自身の 画風 に到達された作品の方が、買取価格も数段上となります。多くの作家は、30代、40代ではまだ自分独自の 作風 には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品と、自分の 画境 を築いた 晩年期の作品とでは、やはり、晩年の 全盛期 の作品の方が味わい深く、高価に売買されます。松尾敏男の牡丹の絵をお持ちでしたら、是非ご相談ください。この作品は、紙本 に彩色で描かれた60.7×45.5cmサイズの作品です。(No.82)