富田渓仙の京の風景を描いた作品を紹介します。
富田渓仙の作品は、大胆で自由奔放な 技法 や、きらびやかな色使いが人気です。京都画壇など、それまでの既存の古い 画風 に反発して、自由闊達な独自の 画境 を築きました。代表作に、1933年に出品された名作「御室の桜」や「宇冶川之巻」「祇園夜桜」などがありますが、このような、晩年の綺麗な 花鳥画 や京の風景、特に、桜を描いた作品などが高価買取対象です。
この作品も、雨の嵐山の風景を描いた作品です。綺麗に色づく山々や流れる水のきらめきが、美しく描かれており、さすがと思わせる 名品 です。このような、富田渓仙の美しい風景や桜を描いた作品は、高価に買取させて頂きますので、是非ご連絡ください。特に、晩年の作品には熟練した深い味わいが出てきますので、 逸品 と呼ばれるものが多くなり、高く評価させて頂きます。
また奈良時代や平安王朝の仏画に親しむなど、研究熱心だったと伝えられており、晩年は古文学に沈溺したようです。「雷神風神」や「鯉」「鼎峠行人」などの代表作もあり、「鵜船」など優れた水墨画も残しています。作家の描かれた作品には、いろいろありますが、制作年代や題材、出来栄えにより、価格が違う場合がありますので、お気軽にご相談ください。133.2×42.1cmサイズの絹本に彩色が施された作品です。(No.92)