富岡鉄斎の逸品を紹介します。
1916年の作品で、富岡鉄斎が80才の頃に描いた作品です。このような、晩年の円熟期に描かれた作品は、たいへん人気が高く、高価買取させて頂きます。80才前後に描かれた、青緑 山水画 は特別高価買取対象ですので、是非ご相談ください。
多くの作家は、30代、40代ではまだ自分独自の作風には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品と、自分の 画境 を築いた 晩年 期の作品とでは、やはり、晩年の洗練された作品の方が味わい深く、価格も数段上となります。
彼の作品は、自由奔放な 画風 と賛文が特徴的です。賛文とは、絵画の画面の中に書かれた詩や文のことで、彼の作品のほとんどには学者でも読み解くことが難しい賛文が書かれています。彼は、このような中国古典をモチーフとした 文人画 の 逸品 を多く残しています。この 掛軸 も富岡鉄斎らしいオリジナリティあふれる味わい深い作品ですね。
137.0×50.3cmサイズの絖本に彩色が施された作品です。絖本とは、絹本 の一種で絹地が上等なものが使われており、光沢があります。一般的に日本画の場合は、紙本より絹本に描かれた作品の方が高価に売却頂けます。お気軽にご相談ください。（No.62）