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横山大観の晩年の作、見事な富士の逸品を紹介します。

 

横山大観は、朦朧体と呼ばれる、独特の没線描法を確立した近代日本画壇の 巨匠 です。日本画壇の 重鎮 として、確固たる地位を築いた昭和期には、「瀟湘八景」「夜桜」「海・山十題」「野に咲く花」などの代表作を描きました。生涯を通じて富士に対して格別の思いを寄せた作家で知られています。この作品は、昭和24年の作品ですので、80才の頃の作品です。やはり 晩年全盛期 の作品は、作家オリジナルの画法が見事に表現されておりますね。雲海にそびえる富士山と暁の構図がたいへん見事でずっと見ていたいと思わせる横山大観の傑作です。

このような晩年、最晩年の作家の 画風 が確立された作品はたいへん人気が高く、高価に取引されます。作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の境地に到達します。このような作家のものでは 若年 の頃に描かれた作品よりも、やはり晩年に描かれた作品の方が味わい深いものが多く、高価に買取できます。売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や出来栄えにより、10倍、20倍と買取価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。53.5×72.2cmサイズで、絹本 に彩色で描かれております。
(No.4600)

 

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