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梅原龍三郎が得意とした裸婦像を紹介します。

梅原龍三郎は、昭和の 洋画 画壇 をリードした 重鎮 で、油彩画の 巨匠 として知られています。自由奔放と評される 作風 で、柔らかで華やかな色と絢爛で豪快なタッチが特徴です。富士山や、フランス風景、花をモチーフにした作品などを多く描きましたが、このような裸婦も、生涯にわたって描き続けた重要なテーマのひとつです。特に、1920~30年代には日本人女性をモデルとし、有名な「竹窓裸婦」や「裸婦扇」へ連なる作品を多く描きました。この時期ますます深まっていく、彼の美に対する関心が色濃く反映された作品と言えるでしょう。この作品も、1939年、51 才のときに描かれた作品です。ふくよかでボリュームある腹部や大腿部が魅力的な 裸婦像 です。鮮やかな赤と緑の日本画の岩絵具を使い、女性の輪郭や陰影を表すことで、女性のもつ溌剌とした生命感を強調しています。さらに、敷物や背景に同じ配色を施したことで、桃山美術を思わせる豊かな 装飾 性も巧みに表現しています。日本画 の良さと 洋画 の良さ、ふたつの美の融合は、彼の最も重要な特徴です。作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。自身の 画風 を確立させた 全盛期 の作品には、熟練した深い味わいがあります。このような、梅原龍三郎の裸婦の作品で、出来の良い作品は、高価買取させて頂きますので、是非ご相談ください。今回は 女性画 でしたが、彼の作品では、風景画 の方が高価買取対象作品となるようです。晩年上手 の風景画ですと、一千万を超える価格で取引される作品もあります。売却依頼の際にはお気軽にお問い合わせください。33.2×24.2cmサイズの作品で、紙に岩絵具で描かれています。(No.480)