草間彌生のかぼちゃを描いた作品です。
草間彌生は、日本画 家を目指し学び始めますが、旧弊な日本 画壇 を嫌い、1957年に渡米すると、ニューヨークを拠点に作家活動を開始しました。鏡や電飾を使用した環境 彫刻 や立体作品に留まらず、ボディペインティングやファッションショーを通しての反戦運動など、「ハプニング」と称した多数のパフォーマンスも精力的に行い、いつしか前衛の女王と呼ばれるようになりました。その後、ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加をしたことで、世界的に高い評価を得るようになりました。日本のみならず、海外でも数々の名誉ある賞を 受賞 し、今なお作品を精力的に活躍を続ける、実力も人気も非常に高い日本を代表する現代美術家の 巨匠 です。草間彌生の作品では、このような、水玉模様やかぼちゃシリーズがたいへん人気があり、世界的にも評価の高い作品で、高価買取対象作品になります。
この作品は2010年作、81才のときの作品で、さすが晩年の作品で、洗練された美しさがありますね。どの作家にも言えることですが、作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画境 に到達します。晩年 の、自身の 画風 を確立させた 全盛期 の作品には、熟練した深い味わいがあり、高価買取させて頂ける作品となります。当店では、洋画 や 日本画 、掛軸、油絵などいろいろなジャンルの作品を扱っています。売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。53.5×45.0cmサイズで、紙にスクリーンプリントが施された作品です。(No.120)