須田剋太の夜景の作品を紹介します。
須田剋太は、初期の頃は 具象 画を中心に描いていますが、1949年に 抽象画 の画家、長谷川三郎との出会いをきっかけに、抽象画への道を進むようになりました。力強く、ダイナミズムなタッチで描かれる 作風 が特徴です。独学 で絵画を学んだ彼ですが、事の本質を見抜く力は若い頃から高い評価を受けており、数々の作品には、彼の飽くなき絵画への情熱があふれています。この作品は、東京の夜景を描いた作品です。独特の構図と色彩で、煌びやかに、しかしながら、どこか荒涼さも感じさせる大都会の夜の街を、見事に描いた作品ではないでしょうか。須田剋太のセンスがひかる 名品 です。このような、彼ならではの 画風 で描かれた作品は、高く評価させて頂きます。近年、彼の作品はたいへん注目度が高くなっており、特に高価買取できる作家のひとりとなっております。是非お気軽にお問い合わせください。
この作品は、1988年、82才のときに描かれた作品です。84才で亡くなっておりますので、いわゆる最晩年の作品です。作家の描かれた作品には、いろいろありますが、多くの作家は、30代、40代ではまだ自分独自の 作風 には至らず、60代になってやっと作れるようになると言います。若年 期の作品より、晩年 の 全盛期 に描かれた作品の方が、洗練された作品となり、価格も数段上となります。中でも、この作品のように亡くなられる一年前、二年前に描かれた最晩年の作品は、最も高価に取引されています。制作年代や題材、出来栄えなどにより、買取価格が違ってきます。一度ご相談頂ければと思います。61.0×73.0cmサイズ、キャンバス に描かれた油絵です。(No.80)