横山大観の美しい朝陽を描いた作品です。
「朝暾」という言葉をご存知でしょうか。朝の太陽、いわゆる朝日のことですね。この朝陽を描いた作品も、清々しい朝の風景を描いた作品で、松林と海との構図も美しく、たいへん素晴らしい 名品 です。横山大観の作品には、このように海を描いた 逸品 も多くありますが、やはり、富士を描いた作品が人気があります。雨が上がった後の霧が晴れ上がっていく山並みの向こうに、富士山が気高くそびえているような、躍動感のあるダイナミックな富士山の作品は、高価買取させて頂ける作品です。朦朧体という独自の 作風 で知られ、生涯を通じて富士に対して格別の思いを寄せた作家で、富士をモチーフとした作品を数多く描いたことで知られています。
作家は自分の描こうとする対象物に情熱を注ぎ、試行錯誤を繰り返し、何年もかかって独自の 画風 に到達します。横山大観の場合は、やはり、晩年 の 全盛期 の富士山を描いた作品が、高価買取できます。売却のご相談で、よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材により、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。この作品は、56.0×69.1cmサイズの 紙本 に彩色が施された作品です。（No.900-）