二代 秦蔵六の錫茶托を売却頂きました。
古くから 交易 や貿易で発展した都市では面白い骨董品や珍しい 唐物 に出会える街で買取に伺うのが楽しみです。美術倶楽部に行った帰りにお伺いし、骨董品をお譲りいただきました。錫製の 茶托 で、大正時代の品物です。この作品は、状態も良く美術倶楽部の落ち札が付いており、 共箱 で二重箱です。秦蔵六は錫製や鍍金細工の煎茶道具を多く作っており、このジャンルの第一人者と称されているたいへん人気がある作家です。この作品は、二代 秦蔵六 で、作家物では昔の作家、いわゆる代が古い作家の作品の方が 上手 な事が多く、職人の 技巧 が施された 名品 です。また、同じ作家の作品でも、 晩年 の作品は味わい深いものが多く人気がありますので高価に取引されております。作家物の作品をお持ちで売却をお考えの際には、是非ご相談頂ければと思います。今回は、お道具の売却依頼でしたが、面白い浮世絵が無造作に置かれており、 愛好家 には人気の 版画 でしたので、一緒にお譲り頂き、お客様も喜んでおられました。お客様が意外と思われるものが高価な値段が付くことがあります。是非、ご相談下さい。
当店の写真は全て当店の販売している写真です。古美術やかたは、約80軒の骨董店が軒を連ねる歴史ある祇園骨董街の中にある老舗の骨董店です。お店には1日100名近くのお客様にご来店頂き、またお譲り頂く際には、販売価格を提示し、買取価格を決定します。