錫製の茶壷や煎茶道具の茶道具出張買取依頼を頂き、お譲り頂きました。
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材質は錫の茶入を買取しました。既製品でよくある茶入より少し大振りです。時代は大正時代前後頃で、煎茶道具です。ご覧のように霰模様が美しく、丁寧に作られた茶道具の 逸品 を買取させて頂きました。最近ではこのような 金工作品 の 茶入 が中国のお客様に人気があります。採光の加減で白く光っておりますが、未使用品に近く、保存状態 の良い品物です。
茶壷(ちゃつぼ)は、抹茶になる前の葉茶「碾茶」を入れる 壺 のことです。錫製の茶壷や茶筒は密閉性が高く、茶葉の保存には最適とされています。薩摩の偉人、大久保利通公が愛用していたと言われている錫製の茶筒の中に残っていた百年前の緑茶も、味や香りがいささかも損なわれていなかったというエピソードが残っています。茶壷は、高さは小は20cm、大は50cmに及ぶものがありますが、多くは30cm内外で、首が立ち上がり、肩に2~6個の耳(乳という)が付いていますが、多くは四耳です。中国茶の世界では、中国美術 で錫製の 諸道具 が非常に人気があり、大きな錫製の茶壷は高価にお譲り頂けます。