宮城県名取市のお客様より北大路魯山人の陶芸作品の骨董品宅配買取を頂き、お譲り頂きました。陶芸作品は高く評価されており、このような晩年の作品でもない品物でも高価買取出来るので紹介しました。
売却例の説明
北大路魯山人 ヘンコ壺 高さ約 20cm 幅約 19cm 共箱
このヘンコ 壺 は北大路魯山人の 陶芸 作品で、買取価格は80万円前後だと思われます。北大路魯山人は書と陶芸の他に篆刻や漆芸など数多くの作品を残しており、陶芸作品は高く評価されています。このような作品は晩年の作品ではなく、彼の作品にしては安価な作品でしょう。晩年 には魯山人の代表作となる銀彩が生み出され、愛陶家や コレクター に非常に人気があります。魯山人ならではの豪胆かつ華麗な 作風 で、花文、美濃陶、銀彩などの 逸品 は高価買取させて頂きます。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。
作家の作品について説明します。
一般的に芸術家が一生涯に制作された作品で、力作や秀作は制作した全作品の二割ぐらいだと聞いております。例えば、河井寛次郎の 登り窯 の周辺では多くの陶片が残され色や形を探るのに何千もの陶片を焼き、研究されていました。殆どの芸術家は、試行錯誤を何年も食い返し、50歳頃になりようやく自分独自の作品が出来るようです。最近では才能は何もしなくてもすぐに開花すると思う若者も多くおられますが、プロスポーツやオリンピックの選手達は口を揃えて何年も掛り、周りの人に助けてもらい自分の 境地 にただりつくと話されます。芸術家も同じでやはり研究し境地に入られた晩年の作品は、高価で取引されているようです。これらの作品を査定、鑑定、する古美術商も当然、同じ事が言えるでしょう。