買取実績 buy

刀装具の鍔を骨董品出張買取頂き、数点の鍔や小柄をお譲り頂きました。

写真が38枚あります。くわしくはこちら

時代は江戸時代の品物で、小品ですがご覧の様に、手打ちの 魚子地 が側面や本体の際まで丁寧に施されており、現在では見られない 緻密 な細工で買取させて頂きました。表側から裏側に続く丁寧で味わいのある龍の彫金細工象嵌細工が素晴らしく、昔の 職人技 が冴える 名品 で買取ました。江戸期は各諸大名のお抱え職人が 古美術工芸品 を制作しており、自分の名前や  を入れる事が許されない時代です。この  は無銘で小品ですが、当時の習わしに沿った 逸品 だと思われます。採光の加減で白く光っておりますが、重みのある風格が見られる 保存状態 の良い 骨董品 です。このような 古い時代刀装具 のは高価に売却出来ます。

刀装具の流派について説明します。
刀装具の歴史は古く、鎌倉時代、室町時代よりありますが、それぞれの時代に 金工品 の制作技術にも派閥が存在しておりました。室町時代頃に生まれた一派には、正阿弥派がありますが、この一派は、有力な一派で長く続き正阿弥派の 技法 をもとにして各地で新たな技法が起こりました。後藤派も有名な流派で、室町時代から江戸時代まで続いた歴史の長い流派で、豊臣秀吉、徳川家康にも仕えたとされています。その他には江戸時代初期から続いた平田派や、塗師から刀装具を作り始めた奈良派は人物・花鳥・動物の 図柄 を得意としています。