鳥取県倉吉市のお客様より骨董品宅配買取を頂き、面白い掛け軸を数点お譲り頂きました。古い時代 の作品で 保存状態 も悪く、紙本 は紙で出来ており、沢山シワが入っておりますが面白い図柄なので紹介します。
売却例の説明
写真が2枚あります。くわしくはこちら
本紙は 紙本 です。古い時代 の作品で 保存状態 も悪く、紙本は紙で出来ており、沢山シワが入っております。表装も現在では手に入らない古裂ですが、非常に傷みの多い状態ですが買取しました。制作された江戸時代のままの表具で買取ました。この作品は、競り市やオークションで買い受けた 骨董品 ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。お店で販売している安価な品物で、ホームページ上では販売しておりませんが紹介させて頂きます。
掛軸 について説明します。
掛け軸は中国から普及し始め、日本では飛鳥時代に 仏画 として入ってきました。鎌倉時代後期に、禅宗の影響による 水墨画 の流行から掛け軸も流行していったようです。江戸時代には 琳派 や文人画（南画）家が活躍し、一方、 浮世絵 も人気が出て発展をとげました。また、江戸を中心とする 狩野派 に対して、京都では京都画壇ができました。掛軸の表具の技術技巧が著しく発展し、文人表装などで華やいだ掛軸もでき、千年の都、京都では大和錦や絵錦唐織など複雑な文様の織物の表具も作られました。そして近代に入り掛け軸は、日本画、茶掛け など茶席の書画として発展し現代にいたります。