福井県小浜市のお客様より骨董品出張買取を頂き、刀装具の鍔や小柄をお譲り頂きました。風格のある 逸品 です。小さな作品ですが、四分一の地肌に石目地のような地模様が丁寧に施されており紹介します。
売却例の説明
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時代は江戸時代中期のもので最近では見られない風格のある 逸品 です。小さな作品ですが、四分一の地肌に石目地のような地模様が丁寧に施されており買取しました。海老取りの図で、表は漁師が取れた海老を誇らしげに掲げた 図柄 で、手にした網が裏側の水面に伸びている面白い 骨董品 です。彫金細工 や象嵌細工とともに薄肉彫りが丁寧に施され、浜野矩随ならではの 伝承 された 職人技 の表現力の面白さが光る 逸品 で高価買取しました。長年の時代を経てきた重みのある風格が見られる作品で、ご覧のように、保存状態 の良い品物です。採光の加減で白く光っております。このような 古い時代 の 刀装具 の 小柄 は高価にお取引出来ます。
浜野 矩随(はまの のりゆき、元文元年(1736年)天明7年8月29日(1769年11月23日))は、江戸時代中期の装剣金工家。通称は忠五郎。号 は蓋雲堂、望窓軒、青柳軒、生寿軒等。浜野派を開いた浜野政随の門人となり、装剣金工を学ぶ。10代後半で師から浜野の苗字と矩随の名を許されて、江戸の神田の小柳町(現在の神田須田町)に住んだ。浜野派の豪快な高肉彫りと共に杉浦乗意の影響を受けて肉合彫りの研鑽にもはげみ、色絵 を施した独自の 境地 を創りあげて、師と共に浜野流の興隆に大きく貢献した。
このような 刀装具 は 日本独自 の文化で、古い時代 より伝承されたいろいろな技術があり、嵌める技法や打つ技法、また彫る 技法 等々、あります。また 象嵌細工 にも多くの種類の技法があり、黒四分一 や 白四分一、また 四分一 と合金の種類により様々の技法があります。彫金細工や象嵌細工が細かく施され、細密 な作品ほど人気があります。主に外国の人々に人気があり、お店に来られて持って帰るのも小さいので、持ち帰りやすく人気があります。