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材質は木製で、蒔絵が施されております。蓋と本体の合口の金属は純銀製です。時代は明治時代頃のものだと思われます。表面に描かれた 唐子 の人物の 蒔絵 は、牙や螺鈿細工や染牙の豪華な芝山蒔絵が施されており高価買取させて頂きました。現在では見られない非常に 繊細 で丁寧な、明治時代の 職人技 の素晴らしさが冴える 逸品 で買取ました。内側や底面にも、梨地 が施されており、たいへん美しい品物です。銘 は「政友」とありますが、作者についてはよくわかりませんが、日本の 職人技 が冴える 骨董品 です。補修された所も無く、しっかりした作品で現在でも普通に使える品物です。用途としては、香箱や菓子器、小物入れとして使用して頂ければと思います。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる所も無く、ご覧のように非常に 保存状態 の良い品物です。昔の職人技が素晴らしい 茶道具 や 骨董品 は、高価にお取引出来ます。

螺鈿 は、主に 漆器 や 帯留 めなどの 伝統 工芸に用いられる装飾 技法 のひとつで、貝殻の内側、虹色光沢を持った部分を切り出した板状の素材を、漆地や 木地 の 彫刻 された表面に嵌め込む 技法 で、螺は貝、鈿は散りばめることを意味して、そのような方法で 工芸品 が作られました。使用される貝は、夜光貝や白蝶貝、また黒蝶貝や青貝、そしてアワビ、アコヤガイなどが使われます。安土桃山時代にはヨーロッパとの 貿易 によって急成長して、ヨーロッパでは一つのステータス・シンボルとなり、非常に人気がありました。江戸時代になっても螺鈿は引き続き人気がありましたが、幕府の鎖国により螺鈿職人は海外向けの商品に集中しました。