金工作品の面白い印籠の骨董品宅配買取依頼を頂き、お譲り頂きました。
写真が80枚あります。くわしくはこちら
この作品は江戸時代の 印籠 です。刀装具 の縁を用いたデザインの印籠で、印籠 の中でも 珍品 で買取ました。さすが江戸時代の昔の 職人技 と思わせる非常に 細密 な 金工細工 が施されております。4つの刀装具の縁が用いられておりますが、それぞれの4つの縁の地模様も 魚子地 や 透かし彫り が素晴らしく、昔ながらの上品で優雅な印籠で高価買取させて頂きました。古い時代 から日本に 伝承 されている彫金細工や象嵌細工の 技巧 が素晴らしい作品で、現在の作家ではなかなか作れない 上手 の 名品 です。緒締めも非常に細密な 彫金細工 が施されております。高価な品物ですので、出来れば来店頂き直にご覧下さい。写真14、15 のように、底部に「後藤顕乗 赤城軒元孚(花押) 勝茂(花押) 」と 銘 が入っております。採光の加減で白く光っておりますが、内部も傷んでいる所は無く、非常に 保存状態 の良い品物です。紐は近年に取り替えられたものです。このような 骨董品 の 蒔絵 の印籠、お譲り頂けます。
元々印籠は、持ち歩く携帯の薬箱のような役目で使われていましたが、江戸時代にはおしゃれな持ち物として流行し、非常に高価で 細密 な品物も生まれました。蒔絵に 螺鈿 が施されたり、いろいろな宝石を散りばめた物から、金工作品 を嵌め込んだ逸品や、著名 な作家の蒔絵やいろいろな種類の作品が生まれました。現在でもその素晴らしい蒔絵や細工に日本を代表する 美術品 として世界の人々に人気があり、多くの 愛好家 がおられます。