石川県の加賀市のお客様より、野間仁根の洋画の見積もりを頂き、骨董品出張買取で伺いました。瀬戸内海の風景と薔薇が、野間仁根が最も得意とした構図で人気も高く紹介します。
売却例の説明
野間仁根 瀬戸内海風景 22㎝×27㎝ キャンバス 油彩
愛媛県生まれの洋画家です。生涯に渡り海と釣りを愛した作家として知られ、海や森をテーマにした作品を多く描きました。特に鮮やかな原色で描かれている 風景画、薔薇の絵は高価に取引されています。この作品のように瀬戸内海の風景と薔薇が、野間仁根が最も得意とした 構図 で人気も高く、高価買取対象作品です。この作品の買取価格は50万円前後だと思われます。剝奪や傷んでいる所も無く、保存状態の良い 洋画 です。
野間仁根について説明します。
1914年に今治中学校に入学し、1919年に母と共に上京し、翌年川端画学校に学びます。その後、東京美術学校 西洋画 科に入学。在学中の1922年に久遠社を、翌年には伊東廉らと童顔社を結社しました。在学中から中央美術展、光風会展などに出品を重ねます。1924年には第11回二科展に「静物」が初入選を果たします。1928年に柘榴社に入会し、第15回 二科展 で「夜の床」が樗牛賞を 受賞、翌年の第16回二科展で「The Full Moon」が二科賞を受賞し、1933年には二科会会員となります。