買取実績 buy

刀装具の鍔や小柄、縁・縁頭の骨董品宅配買取を頂き、お送り頂きました。

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時代は江戸時代の作品です。小さな作品ですが、赤銅 の地肌に金銀象嵌の扇子のおめでたい 図柄 の縁と柄頭で買取しました。扇子の 図柄 には、さすが昔の 職人技 と思わせる松にしめ縄の丁寧な彫金細工が施されております。「春明法眼」と が入っており、日本美術刀剣保存協会の認定書が付いており買取ました。採光の加減で白く光っておりますが、長年の時代を経てきた重みのある風格が見られる作品で、ご覧のように、保存状態 の良い 骨董品 の品物です。

春明法眼とは河野春明は天明七年に江戸で生まれ、享和二年十四歳の時に柳川直春に 入門 し、文政の初め頃に法橋に任じ、次いで法眼に叙せられた。春明は旅を好み主として東北地方に遊び、修行と共に地方の豪農や富豪の注文にこたえて製作もしたという。

象嵌細工 について説明します。
象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味があり、元地に異質の素材を嵌め込むと言う意味で象嵌細工と言われています。一つの素材に異質の素材を嵌め込むと言う意味で金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌等があり、その中の金工象嵌は、飛鳥時代に日本に伝わったと言われています。そんな技術を改良し、伝承 してきた日本の江戸時代には優れた金工職人が多数生まれ、日本刀の拵えや 甲冑、鏡や 根付文箱、重箱など 諸道具 の製作技術に応用し、日本独自技法 として現在に伝わっています。