買取実績 buy

面白い帯留めの骨董品宅配買取を頂き、金工作品の帯留めを数点お譲り頂きました。

写真が15枚あります。くわしくはこちら

時代は明治時代から大正時代頃の 帯留 で、刻印 はありませんが純銀製で、丁寧に象嵌細工彫金細工 が施された 重量感 のある 逸品 です。写真9 のように金具の側面に「利光」と が入っておりますが、作者についてはよくわかりません。当店は 金工作品 を主に扱っておりますが、日本の金工作品ならではの重量感や象嵌技術、着色 技法 が施された非常に出来の良い逸品で買取しました。帯留 として使われていた物ですが、結構大きな作品で、ブローチ等に加工してお使いになられたら、楽しい品物かと思われます。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。このような昔の 職人技 が素晴らしい 骨董品 の帯留や和装小物、買取させて頂きます。

このような金工作品はいろいろな 技法 により色付けがされており、色付けについて説明します。銅に3%から5%の金を加えた合金です。金を4%加えた4分差しや、3%加えた3分差しなど色々あります。金を5%加えた五分差しは、青みがかった黒になり、カラスの濡れ羽色と言われており、このような製法を使った作品では、海野勝珉の作品や後藤家の 赤銅 もこの五分差しを使用しております。色調は青紫がかった黒色を呈しており「赤銅色の肌」などと使われる色は、黒に近いという意味です。赤銅が黒く見えるのは、煮色上げした銅の表面に付いた金の微粒子が明度を低下させることで黒っぽく感じるようになります。この色合いは、日本独自金工細工 で、世界中の 愛好家 から注目されています。