面白い洋画の骨董品宅配買取を頂きました。
岡田三郎助 舞妓 30.5×24 キャンバス 油絵 油彩 額装 東京美術俱楽部鑑定証付き
明治から昭和にかけて日本の 洋画 を代表する、日本洋画界の進展にも貢献した 洋画家 です。外光主義の 風景画 と、装飾的な 女性像 を得意とし、淡く 幻想的 な 名品 を残しています。この絵画は少し彼の特徴から外れた絵で、買取価格も少し安くなります。彼の代表作「裸婦」は、成熟したタッチと綿密な色彩で、官能的で幻想的な趣きがあります。つづみを持った日本髪の女性を描いた「婦人像」は、三越呉服店のポスターや切手に利用されています。大きくてうるんだ瞳に、ふっくらした唇と、江戸時代とは異なる新たな美人像を創出した洋画家として高く評価されており、このような絵画は高価買取させて頂きます。
この作品も代表するような力作ではなく、少し秀作や力作について説明します。一般的に芸術家が一生涯に制作された作品で、力作や秀作は制作した全作品の二割ぐらいだと聞いております。例えば、河井寛次郎の 登り窯 の周辺では多くの陶片が残され色や形を探るのに何千もの陶片を焼き、研究されていました。殆どの芸術家は、試行錯誤を何年も食い返し、50歳頃になりようやく自分独自の作品が出来るようです。最近では才能は何もしなくてもすぐに開花すると思う若者も多くおられますが、プロスポーツやオリンピックの選手達は口を揃えて何年も掛り、周りの人に助けてもらい自分の 境地 にただりつくと話されます。芸術家も同じでやはり研究し境地に入られた晩年の作品は、高価で取引されているようです。これらの作品を査定、鑑定、する古美術商も当然、同じ事が言えるでしょう。