石川県金沢市のお客様より中国美術の文房具で数点の墨を骨董品宅配買取でお譲り頂きました。この墨は面白い形で、伝承された彫る技法も丁寧に施されており紹介します。
売却例の説明
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この墨は固形墨で、中国 骨董品 の墨で買取しました。墨とは、煤や膠や香料を主原料とし、硯 で水とともに磨って用いる固形墨や、手軽に使えるよう液状に製造した液体墨があります。この固形墨は面白い形で、伝承 された彫る技法も細部まで丁寧に施されており、たいへん素晴らしい中国の骨董品です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い 中国美術 の骨董品なので買取させて頂きました。このような作品は競り市やオークションで買い受けた作品ではなく、直接お客様より入荷した作品で、仕入れ値に対して販売価格を設定しております。
ついでに墨のはなしを少し致します。墨は炭素末（煤）と膠と少しの香料をねり合せてできています。すすは、黒々とした墨の色を示し、膠は紙や木に書かれたすすを定着させる働きをし、香料は膠のにおいを消し、清い香りをもって書く人の気持ちをやわらげる役割をはたします。墨は気温が高く湿気の多い夏場は膠がくさりやすく、墨づくりには適しません。そのため墨づくりは毎年１０月中旬から翌年４月下旬までの寒期に行ないます。