買取実績 buy

抹茶道具や煎茶道具の茶道具売却依頼を頂き、楽焼の茶碗や香合を出張してお譲り頂きました。

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先に品物を紹介させて頂きます。この楽焼茶碗は、保存状態 も良く、傷等無く、綺麗な 茶碗 で主に夏季に使われる 逸品 です。赤樂の平茶碗 の作品は最近あまり見かけませんでしたが、この作品は 共箱 も綺麗で買い求められるお客様にも喜んで頂けると思い買取させて頂きました。やはり楽茶碗では黒楽が一番で、赤楽はその次に人気があります。しかし、最近では茶室は三密で、茶会 が開かれず、茶道具 の販売や買取が少なくなりました。茶碗は楽茶碗などのように、手にした感触がむっくりとした土焼の茶碗がふさわしく、楽茶碗は 陶芸 作品自体に多くの隙間があり、冷めにくい茶碗で知られています。はじめに水屋で湯を入れて温めておいた茶碗に、通常のように使われるのが良いと思われます。

楽焼 は、骨董品茶道具 にも多くあり、楽焼について説明します。轆轤 を使用せず、手とへらだけで成形する、手捏ね(てづくね)と呼ばれる方法で成形した茶碗で、750℃ - 1,200℃で焼成した軟質施釉陶器です。軟質施釉陶器の為、中に空間が入りお茶が冷めにくく、重宝され一楽二萩三唐津、の言葉も残っています。しかし、もろく、扱いが難しく上級者向けの抹茶碗で、初心者の方は避けた方が良いでしょう。楽茶碗は、千利休の創意を受けた楽長次郎が始め、現在までその 技法 を伝えています。初代から現代にいたるまで、400年にわたりこの手法で 伝承 された抹茶碗で、後の玉水焼、金沢の 大樋焼 も楽焼の一種です。同様の手法を用いて作製した 陶磁器 全体を指し、略して楽茶碗。または楽(らく)と呼ばれる。