先代が煎茶道具や抹茶道具を集められていたお客様より茶道具売却依頼を頂き、出張させて頂きお譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。この作品は明治時代頃に作られた織部焼で、味わいのある 逸品 です。保存状態も良く、丁寧に作られた昔の 職人技 が見られる作品で買取させて頂きました。昔の逸品で、共箱ではありませんが 茶の湯 では好んで使われる作品です。桃山時代の本歌の織部焼の作品ではありませんので、お求めやすい価格です。本歌で昔の織部焼の 骨董品 なら、市場価格では百万円と言われてもおかしくない作品です。共箱ではありませんが綺麗な合わせ箱が付いており、茶会 でもご使用可能で買取させて頂きました。
香合 とは、香を収納する蓋付きの小さな容器で、香を焚くための、お香を入れる器のことです。また茶道具の一種でもあり、最近では 煎茶道具 や中国茶でも使われているようです。茶道を始めたての方にとってはよく分からない品で、どうして使うのかと思われるかもわかりません。しかしその使い方は奥が深く、同じ香りのお香を3つ入れます。そのうち2つを薫じ、残った1つは最後に拝見に用いられる場合が多くあります。日本では飛鳥時代、仏教 伝来 と共に香を焚く習慣が伝わり、その後茶道でも取り入れられました。その後色々な変化はありましたが、茶道で現在まで親しまれてきました。香合は季節や茶席に応じて使用し、色々な種類があるので、四季折々香合を使い分けることが多いです。