茶道具と一緒に先日より刀装具を買取させて頂いた同じお客様の鍔です。
高知県四万十市よりお茶道具や 刀装具 をお買取りさせて頂いたお客様の品物です。江戸時代の 職人技 が素晴らしい鍔です。地肌は魚子地が施され、その上に 象嵌細工 や 彫金細工 が丁寧に施された日本古来の 金工作品 です。日本は大陸ではなく、島国です。徳川幕府などは250年以上続き、世界に誇れるような独自の文化遺産が多く残されております。それらの古美術工芸品の中には、印籠や甲冑そして兜があり、日本ならではの素晴らしい 名品 や 珍品 が残されており、世界の人々に人気で多くの 愛好家 がおられます。このお宅も長年放置させた埃まみれの甲冑や兜、そして金工作品が多くありましたが、先代が数寄者で素晴らしい 蒔絵 の印籠やの逸品や 伝世品 もあり、大変貴重な作品が多く、その点を考慮して査定価格にもしっかりと反映させて頂きました。
戦国時代以前から受け継がれた日本の刀の歴史は長く、戦国時代や江戸時代には合金の技術も工夫され、黒四分一や白四分一、また四分一、そして赤銅、緋銅、朧銀等々、いろいろな種類の合金を作りました。その質感や色は金属で出来ており、変わることなく保たれます。このように合金の技術だけでも、世界では類を見ない種類や技法で、世界中の人々に人気があります。