古陶器の信楽焼や備前焼の作品の骨董品売却依頼を頂き、出張してお譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。この 信楽焼 の壺はシンプルで面白い形で、図柄 も 釉薬 の変化が面白く、いかにも 数寄者 が好きそうな作品で買取させて頂きました。保存状態 も良く、割れや欠け等無く未使用品に近い作品で大切に使用されてきた壺です。共箱 ではありませんが、綺麗な合わせ箱が付いており、好んで使用されてきたる 逸品 だと思われます。共箱 があればいいのですが、綺麗な合わせ箱も有り骨董好きの方でも楽しんでお使いいただけると思われます。数寄者はこのような趣のある作品を好まれるようで、古い、新しい、無名、有名を問わず好き者のお宅には、多くの種類の 骨董品 や 諸道具 が残されておりこのような作品は高価買取致します。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より買い受けた、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの骨董品で、現状のまま販売しております。お店で販売している安価な品物で、ホームページ上では販売しておりませんが紹介させて頂きます。店頭では二千円から一万円までの楽しいアンティークの品物を沢山販売しておりますので、是非ご来店くださいませ。
信楽焼は中世から現在まで 陶磁器 の生産が続き、甲賀市信楽を中心に作られる陶器です。狸の 置物 が有名ですが、素朴さのなかに、日本人の風情を表現したものとして、信楽特有の土味を発揮し、登窯、窖窯の焼成によって得られる温かみのある火色の発色と自然釉によるビードロ釉と焦げの味わいに、わび・さび”の趣を伝えていいます。室町・桃山時代以降、茶道ともに茶陶信楽として茶人や文化人に好まれ、珍重されてきました。古琵琶湖層の粘土層の土を使い、古信楽と呼ばれる特有の土味で、素朴であたたかい情感が生まれた 陶器 です。器面の素地が荒く、細かな石粒などが多く含まれていることも特徴です。古信楽に見られる特徴的な窯変の現象も魅力の一つです。