ご来店頂き、古書画や九谷焼の花瓶をお持ち頂きました。
岐阜県可児市のお客様より茶道具の査定依頼があり、メールで写真をお送り頂き、陶器の九谷焼の 花入 をお譲りいただきました。この花瓶は、江戸時代末期から明治時代にかけて作られた品物ですが、図柄 が面白く 細密 に描かれているのでお買い取りさせて頂きました。高台 内に「九谷焼・谷口製」と銘が入っており 職人技 が生かされた素晴らしい 古美術工芸品 で、外国のお客様にお買い求め頂けると思います。一緒に 浮世絵 や 木版画、掛軸 も買取りしましたが、後日順番に紹介させて頂きます。
どの古陶器にも言えますが、一般的に釉薬は昔は天然の釉薬を使っており、まったりとした奥深い色が出ます。例えば、陶磁器の白い部分ですが、真っ白の作品は新しく、少し濁ったミルクのような白い色が多くあります。近年の化学顔料を使った作品は、鮮やかな色をしている作品が多くあります。特に染付の色は、青々とした色で、贋物が売られていても、よく見れば素人でも分かると思われます。