面白い文房具一式を先代が書道家のお宅よりの骨董品売却依頼を頂き、出張してお譲り頂きました。
写真が5枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。この墨は水とともに磨って用いる固形墨で中国の墨だと思われます。
かたちも綺麗に残っており、保存状態 も良く大切に仕舞われてきた作品です。最近では中国の文房具が人気があり、このような昔の墨や硯に人気があります。この墨は日本の書道家が持っておられた品物ですが、大切に保存させて来られた 逸品 だと思われ買取させて頂きました。
中国の墨の付いて説明させて頂きますと、明時代(A.D.1368-1644)は文化において豪華絢爛さを示し、製墨業も隆盛を極めた時代で、墨も宋代までは松煙墨が中心であったが、油煙墨となり程君房、方于魯が代表的墨匠と言われております。墨といえば明墨というように代表的な意匠を確立するようになりました。清時代(A.D.1644-1911)は、乾隆帝の文化政策から製墨業は一段と盛んになり、「乾隆御墨」として現在に伝わっており、このような清時代の骨董品の文房具は高価買取させて頂きます。