抹茶道具のいろいろな種類の品物の茶道具売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。久世久宝の茶碗で、共箱 が付いております。茶道具で一番大切な事は、品物が綺麗な事で、保存状態 も良い品物が高価に販売や買取をさせて頂けます。この 茶碗 は採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように保存状態の良い品物です。高台部分が少し汚れていますので、買取価格も安くなります。一般的に茶碗の内側まで絵が描かれていて、一年中使える 茶道具 は高価に買取出来ます。
久世久宝は 京焼 の 陶芸家 で仁清写色 絵付、青 金襴手、染付 などの 技法 で、京焼の 伝統 を踏まえながらも独特な感覚で数多くの 骨董品 や茶道具を残しておられます。初代が1874年の江戸時代末期に生まれて、初期の頃は、仁浴という号で太田垣連月と親交を深めていたということでもよく知られています。現在の久世久宝は、五代目で、2006年に 襲名 しています。
今回は茶碗を紹介しましたので、平茶碗について少し説明させて頂きます。平茶碗(ひらちゃわん)の呼び名は他にもあり、夏に使われるため、夏茶碗とも呼ばれます。平茶碗と言いましても色々な型があり、馬盥型(ばたらいかた)や平型など様々な型があります。お茶の点てやすい形の平茶碗は、馬盥型とよばれる型です。理由は、茶碗の飲み口のフチが立ち上がっているからです。フチが上に立ち上がっているため、茶を点てるときに外にこぼれにくく、なります。もう一方の「平型」では、お茶を点てるとき こぼれ、やすくなります。カタチがお皿のように浅いからです。「夏は、いかにも涼しきように。冬は、いかにも暖かなるように」と千利休の言葉にもあります。