骨董品売却依頼を頂き、和装小物の帯留めや櫛・簪を出張してお譲り頂きました。
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横幅約 5.4cm 縦幅約 4.9cm 厚み約 0.3cm
先に品物を紹介させて頂きます。時代は、大正時代前後です。材質は べっ甲 です。ご覧のように非常に綺麗な蒔絵や螺鈿細工が 細密 に施されており、昔の 職人技 が冴える逸品です。丁寧に蒔絵が施され、「光秋」と 銘 が入っておりますが、作者についてはよく分かりません。採光の加減で白く光っておりますが、分厚く頑丈な作品で、ひび割れ等無く、蒔絵 の状態も非常に良い帯留めです。このような作品はブローチ等に加工され、使用される場合が多くあります。昔の細工の良い 帯留 は買取させて頂きます。
この作品のように天然素材が使われている 骨董品 や 茶道具 はアジアのお客様に人気があります。帯留めについて少し説明します。櫛・簪、帯留には、漆芸作品や 螺鈿 作品、また 珊瑚 が散りばめられた作品がありますが、高級な品物は材料がべっ甲で出来ており、保存状態 が大切で、防虫の対策が重要です。放置されたり、長年仕舞われたままですと、虫食いがありボロボロになりやすく、その様な作品は買取不可能な作品もあります。その点、金や銀で作られた 金工作品 は、虫食いは無く、細工が良ければ比較的高価にお引き取り出来ます。