買取実績 buy

蒔絵が好きなお客様より茶道具売却依頼を頂き、綺麗な蒔絵の棗や骨董品を宅配でお譲り頂きました。

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直径約 8cm 高さ約 5.8cm

先に品物を紹介させて頂きます。材質は木製です。時代は昭和初期頃の です。作者は、清瀬一光(加賀の蒔絵師)です。裏千家 家元鵬雲斎宗匠の 書付 が付いております。非常に華やかで 繊細蒔絵が施されており、内側や底部には 梨地 が丁寧に施されております。日本の 職人技 が冴える素晴らしい作品で、住吉蒔絵の 名品 です。綺麗な 共箱 や仕覆が付いており、茶道 家元 の書付も付いており、高価買取させて頂きました。採光の加減で白く光ったり、背景が映り込んだりしておりますが、保存状態 の良い未使用品に近い作品です。このような綺麗な蒔絵の 骨董品茶道具は高価買取させて頂きます。

清瀬一光は蒔絵師 初代 清瀬一光の長男として金沢市で生まれます。石川県立工業高等学校を卒業後、大阪にて就職、会社勤めを辞めて金沢に帰り蒔絵の世界に入ります。初代の下で修行、父と子ゆえに若い 弟子 達以上により厳しく、妥協の無い仕事に職人としての本道を鍛えられました。江戸時代から続く、加賀蒔絵に拘り、豪華で重厚な趣の作品の制作を目指し、職人の技と心を頑に守り続けた父の志を受け継ぎ加賀蒔絵の 伝統 を正しく時代に伝えたいと後継者の育成に尽力し、自分自身、昔ながらの技術を究めるために日々研鑚に勤めております。このような作の良い 茶道具 の棗、買取りさせて頂きます。

この の蒔絵は平蒔絵ですが、他にもいろいろ蒔絵の方法がありその一つを紹介します。研ぎ出し蒔絵は漆と蒔絵の面が均一になっているために、表面を強く傷つけたり、意識的に削らない限り金粉が取れません。平安時代に大きく発展し完成した技法で、漆を上塗りして塗りを完成させる前の段階の器に対して、平蒔絵 の要領で蒔絵を施します。蒔絵が乾いた後に最終の 上塗り をします。塗込みと呼ばれる工程で、絵や文様を含んだ器面全体に黒呂色漆を塗り重ねることが、平蒔絵との最も大きな相違です。研ぎ出し蒔絵は平蒔絵のような直接の光り方をせず、落ち着いた光を放つので、最後の研ぎの工程により、金粉をどれだけ美しく出せるかが技術の差です。