刀装具を沢山集められていたコレクターのお客様より骨董品売却依頼を頂き、宅配で数点お譲り頂きました。
写真が8枚あります。くわしくはこちら
長さ約 21.1cm 幅最大約 1.1cm
先に品物を紹介させて頂きます。材質は上部が鉄で、下部が銀で出来ており、面白いデザインの 割笄 です。時代は江戸時代の品物です。お爺さんが コレクター の方より、直接買い受けた品物です。割笄はよく見ますが、ご覧のように鉄の部分には非常に丁寧な金の 象嵌細工 が施されており、昔の 職人技 が冴える珍しい 名品 の割笄で買取させて頂きました。採光の加減で白く光っておりますが、長年の時代を経てきた重みのある風格が見られる 逸品 で、ご覧のように 保存状態 の良い品物です。象嵌細工 や 彫金細工 が施された 金工作品 の 刀装具、また 骨董品 や 茶道具 は、高価買取させて頂きます。
刀装具の割笄を紹介させて頂きましたので、刀装具の歴史について少し説明させて頂きます。刀装具の歴史は古く、鎌倉時代、室町時代より 伝承 された技術で、日本の金工作品の元祖です。鍔、小柄、笄、目貫、縁頭等の伝承された技術がその後の日本の 金工品 を作りました。この技術は合金の黒四分一や白四分一、また緋銅、朧銀等々、いろいろな合金の技法や彫る技法や打つ 技法、また嵌める技法まであります。小さな刀装具に施された細工は、彫金細工 や象嵌細工に見られるように、世界の人々に日本の 美術品 の代表として認められております。