本来加藤渓山は青磁の香炉が人気がありますが今回は白磁の香炉や著名な作家の陶芸作品の骨董品売却依頼を頂き、四国の高知県室戸市まで出張してお譲り頂きました。やはり四国の高知県のような地方の土地柄では床の間もあり、床の間で使われる骨董品の売却依頼が多くあります。
売却例の説明
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横幅約 10.7cm 縦幅約 10.3cm 高さ約 7cm
火屋 直径約 6.9cm 高さ約 2.7cm
先に品物を紹介させて頂きます。加藤渓山の白磁の香炉で、使われず、大切に仕舞われていた作品だと思われます。非常に綺麗な 共箱 や共布も付いており、未使用品で 保存状態 の良い 逸品 です。加藤渓山の作品で、昔の 職人技 が冴える逸品です。昔の職人技が素晴らしい 陶芸 作品や 骨董品 は、高価買取させて頂きます。
加藤渓山 2代(かとう けいざん、1913年(大正2)~1995年(平成7))陶芸家、京都生まれです。本名武二です。伝統 陶芸協役員・青磁 渓山窯技術保存、紺綬褒章 受章 しています。平成7年(1995)歿、82才。京都市出身で京都第二工業学校陶芸科を卒業しています。中国宋代の青瓷の再現を生涯追求し続け「砧青瓷」、「天龍寺青瓷」、「七官青瓷」など本歌に劣らない素晴らしい青瓷の作品を世に送り出してきました。初代の加藤渓山より骨董品や 茶道具 を数多く残しておられます。
加藤渓山は 青磁 の 陶磁器 を得意としており、この作品は白磁ですが作家の得意とする作品について少し説明します。作家の名前で 号 いくらと相場価格の問い合わせをよく頂きますが、同じ作家の作品でも 若書き と 晩年 の作品や、簡単に描かれた作品と、出品作品のように数ヶ月かかり描かれた作品とでは、市場価格では大きく変わります。また、得意な図柄や人気のある 図柄 では、買取価格も変わってきます。売却される次期や、その時の流行によりお譲り頂ける価格も変動します。美術品 は金塊のように一定の品物ではなく、その時その時に変わってきます。
このお客様のご事情は、昔から骨董品や茶道具が自宅に沢山あり、この際整理しようと思われましたが、品物の事もよく分からず、売却する要らない諸道具と、置いておく 諸道具 と分けておられましたがどの品物が骨董品なのか茶道具かも分からず、また高価な品物か安価な品物かも分からず、専門の骨董店に相談しようとインターネットで当店のホームページをご覧になり、メールを頂いたようです。沢山の写真をラインでお送り頂きましたが、やはり出張して直接買取価格を決定したかったので四国の高知県まで出張してお譲り頂きました。