鳥取県倉吉市のお客様より徳田正彦の陶磁器の壺や置物の骨董品売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が23枚あります。くわしくはこちら
横幅約 16.5cm 高さ約 17.8cm
先に品物を紹介させて頂きます。徳田正彦の作品で、三代 徳田八十吉に 襲名 する前に作られた逸品です。しかし三代 徳田八十吉に襲名後の作品のような完成された逸品です。ご覧の様な素晴らしい色使いが際立つ 逸品 で買取させて頂きました。採光の加減で白く光っておりますが、未使用品で、傷んでいるところもなく非常に 保存状態 の良い品物です。共箱 で栞が付いております。
徳田正彦(三代 徳田八十吉)(1933年〜2009年)は金沢美術工芸大学短期大学工芸科陶磁専攻中退しています。初代、二代目等に 師事 し、1988年、三代目を襲名しました。1991年、第11回日本陶芸展で、大賞・秩父宮賜杯を 受賞 しました。1997年、重要 無形文化財「彩釉磁器」保持者(人間国宝)に認定されました。釉薬 で色彩を調整した鮮やかな群青色に強い個性があり、海外にも多くの作品を発表し、高い評価を得ています。また、古九谷 の学術研究にも尽力しています。
作家の作品の買取について少し説明させて頂きます。作家の名前で相場価格の問い合わせをよく頂きますが、同じ作家の骨董品や 茶道具 でも 若書き と晩年の作品では、大きな差があり、価格で言えば、百倍以上の流通価格に差が出ます。このように、名前でお問い合わせを頂く事がよくありますが、作品によって価格に大きく差が出ます。古美術骨董の世界は、長年の経験と知識が物を言い、鑑定士の資格も国家試験もありません。
このお客様のご事情は、「殆どの品物は先代が処分して何も無いと思っていましたが、押し入れの奥から箱が出てきて、その中に 骨董品 と思われる品物が見つかったので、鳥取県の倉吉白壁土蔵群がある近くに住んでおりますが、インターネットで同じような品物を販売しているお店を見つけ、一度見て頂きたいと思いメールをさせて頂きました。」とお電話頂きました。それらの 逸品 を写真に撮りお送り頂き、詳しく説明させて頂き、お引き取り価格を決定して宅配で品物をお譲り頂きました。