買取実績 buy

著名な作家の井上萬二の陶磁器の作品を売却したいと骨董品売却依頼を頂き、秋田県秋田市より宅配でお譲り頂きました。

売却例の説明
写真が25枚あります。くわしくはこちら
横幅最大約 30cm 高さ約 25cm

先に品物を紹介させて頂きます。井上萬二の作品で彼が得意とする白磁染麦彫文の 図柄 で、共箱が付いております。写真2のように、大振りの作品で、大人の膝の上に置いても目立つ大きさです。ふっくらとした形や上品で優雅な図柄で、上がりも良い白磁の で買取させて頂きました。井上萬二の六十周年記念の 展覧会 で購入された名品で、目録の12番に掲載されている作品です。掲載された目録には井上萬二の直筆サインもあり、目録も一緒に付いております。このような品物で高価買取させて頂きました。また、骨董品 でも 茶道具 でもこのように目録が付いている品物はプラスアルファで買取させて頂きます。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、非常に綺麗な品物です。未使用品の品物で共布や共箱が付いております。

井上 萬二は1929年3月24日生まれです。佐賀県西松浦郡有田町出身で、生家は窯元であったが軍人を志し、1944年8月に15歳で海軍飛行予科練習生となり翌1945年に復員し、父親の勧めで酒井田柿右衛門 (13代目)の元で働き始めます。修行7年目の1952年頃に奥川忠右衛門の作品に衝撃を受け、門下生となり 白磁轆轤技法 を学びました。1958年に酒井田柿右衛門窯を退社し、県立有田窯業試験場の技官として勤務を始めます。その傍らで独自の意匠や 釉薬 の研究に励みました。日本工芸会参与、有田陶芸協会顧問で1995年に人間国宝に認定されました。

このような 著名 な作家では、作家の名前で相場価格の問い合わせをよく頂きますが、同じ作家の作品でも 若書き晩年 の作品では、大きな差があり、また作家によれば最晩年の作品が特別高価な作品もあります。やはり何事も同じで、長年かかり自分の独自の 境地 の技術や世界を作る事が出来ます。このように若い時に作られた作品と、晩年になり自分の境地に達した作品では雲泥の差が出ます。

このお客様のご事情は、お爺さんが趣味で集めておられた作家の作品が残っており、古美術やかたさんに査定をお願いします」と話され、お電話を頂きました。お爺さんは著名な作家の 陶芸 作品がお好きだったようで、そのような作家の作品の写真をお送り頂き拝見させて頂きました。古美術やかたでは、常時五百点ぐらいの作家の作品を販売しており、このお客様は秋田県の千秋公園の近くにお住まいですが、ホームページでご覧になり売却依頼を頂いたのだと思われます。同じような作品を例にとり、お引き取り価格を決定してお譲り頂きました。

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