遠く千葉県の鴨川市のお客様ですが、古美術やかたのホームページをご覧になり面白い金工作品の骨董品売却依頼があり、宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が26枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。時代は明治時代から大正時代頃だと思われます。材質は鉄で出来ており、綺麗な金の象嵌細工が施されております。写真23 のように、底に 銘 が入っており、京都の駒井製だと思われます。さすが駒井の彫金細工と思わせる、素晴らしい 職人技 が冴える 逸品 です。採光の加減で白く光っておりますが、状態の良い品物です。このような 金工作品 は高価買取させていただきます。
金属工芸作品の紹介をさせて頂いたので金工作品の説明を少しさせて頂きます。日本の 金工品 や 刀装具、また 甲冑 で製作する際に必ず使われる製作技法が 彫金細工 です。その種類は、糸鋸や鏨で切り取った「透かし彫り」や、地金を彫り模様や図案・文字を入れる「毛彫り・片切彫」などの種類があります。また、地金の裏から大きく打ち出した後、表から細部を押さえていく「打ち出し」の 技法 もあります。本体の地金に意図する図案の溝を彫り、別の地金を嵌め込む技法が「象嵌」です。他には地金の表面に細かい目を入れ金箔や金糸を打ち込む「布目象嵌」などがあります。このような技法には日本を代表する 骨董品 や 茶道具 によく見られます。
このお客様のご事情は、「新しい自宅なので、古道具 や 工芸品 などは無いと思っていましたが、亡くなった父が前の家から持って来たのか古い道具が出てきたので、骨董品かも分からないと思い同じような品物を販売している古美術やかたさんを発見して買取依頼のお電話をさせて頂きました。」と話され、写真をお送り頂き拝見させて頂きました。査定は無料でさせて頂きますが、最近では半分近くが買えない品物が多くあります。このお客様は関東の千葉県のお客様ですが金工作品を販売している古美術やかたを探し当て連絡頂いたようです。