買取実績 buy

金工作品の諸道具や鉄瓶の骨董品売却依頼を頂き、鉄瓶や金工作品を宅配でお譲り頂きました。

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取手を含む高さ約 20.2cm 摘みまでの高さ約 13cm 注ぎ口を含む横幅約 18cm

先に紹介させて頂きます。菊地政光の 鉄瓶 です。さすが菊地政光の金工作品で、丁寧に作られた日本の昔の 職人技 が見られる逸品です。全体的に 重量感 があり、ご覧のように面白いデザインの鉄瓶です。共箱 で栞が付いております。採光の加減で白く光っておりますが、未使用品で 完品 です。最近では、中国茶煎茶道具 として人気があり高価買取させて頂きます。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より入荷した、業界ではうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品です。近年、銀瓶 や鉄瓶はアジア圏からの輸入品が多くみられますが、当店では、日本の古い品物のみを販売しております。昔の 職人技 が素晴らしい 茶道具骨董品 は、高価買取させて頂きます。

菊地政光は昭和13年生まれ、茶釜師の高橋敬典(人間国宝)の工房で修行します。昭和48年独立、菊地政光工房を立ち上げます。その後数々の入選や 受賞 を重ね、平成3年には山形市技能功労賞を受賞します。平成5年に朝日新聞社賞を受賞します。国指定伝統工芸士、40年以上の長い作歴を誇り茶釜製作の先頭に立ち製作に励みました。

量産された安い鉄瓶について少し説明します。南部鉄瓶茶の湯 釜や 花瓶 などとともに南部鉄器として知られ、岩手県の特産品の一つである。北上川流域では東大寺の大仏鋳造を機に金山開発が進められ、これに伴って鉄鉱資源も多く見出され 鋳物 産地が存在していた。南部藩では8代藩主南部利雄の頃に3代小泉仁左工門が茶の湯釜の寸法を縮めつつ注ぎ口と鉉(つる)を調和よくつけたものを製作し、これが少しずつ改良されて鉄瓶が誕生したと言われている。当時、茶の湯 に注ぎ口と鉉(つる)を付けたものは鉄薬鑵(てつやかん)と称されており、その後「薬鑵釜」や「手取り釜」と称され、さらに「鉄瓶」と名付けられるようになった。