徳島県美馬市のお客様より、交趾焼の古陶器や置物の花入れの骨董品売却依頼を頂き出張してお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が3枚あります。くわしくはこちら
この焼き物は交趾焼で主に 茶の湯 の世界で珍重され、茶道具 がとくに尊ばれました。江戸時代に 数寄者 の間で作成された香合番付では、交趾 の 香合 がその上位を占めています。この作品は1943年(昭和18年)に交趾焼で技術保存作家認定を受けた二代赤沢露石(赤沢修三 京都市)の三代目の赤沢露石さんが作られた作品です。共箱が付いており傷割れ等無く、保存状態 も良く買取させて頂きました。「この作品は父がこの 陶芸 家の知り合いで昔に義理で購入した品物です。長年に徳島県の美馬市の自宅に飾っていましたが、子供が大きくなりおもちゃにして 置物 や 花瓶 をひっくり返すので壊れる前に売却したいと販売している骨董店を探して古美術やかたさんに連絡させて頂きました。」とお電話を頂き、写真もお送り頂き、結構沢山の品物があるので出張して買取させて頂きました。
交趾焼は茶の湯で珍重されるという事で、京都において楽家や永楽善五郎がその写しものを制作した事から九谷焼や日本の 京焼 でもその写しが作られることとなり、その制作は全国で行われています。永楽が携わった紀州徳川家の偕楽園焼は紫と浅葱色と呼ばれるトルコブルーを基調にした法花の和製の 作風 で有名な 名品 です。