早川尚古斎の竹芸作品で竹花籠の骨董品売却依頼を頂き、写真を拝見して宅配でお譲り頂きました。
写真が26枚あります。くわしくはこちら
横幅最大約 20.5cm 高さ約 31cm
落し口径約 5.2cm 高さ約 26.6cm
先に品物を紹介させて頂きます。五代 早川尚古斎(昭和7年~平成23年)の作品で、彼は茶道具や骨董品に優れた竹芸作品を沢山残しております。材質は竹製で、今では殆ど見られない貴重な煤竹が使用されています。種類や大きさの違う煤竹が使われ、力強い竹の編み方が非常に面白い 竹籠 です。五代 早川尚古斎の名工ならではの職人技が生かされた、細密 で丁寧な 技法 で全体の形と竹の編み方が非常に面白く、昔の職人技が生かされた 逸品 で買取させて頂きました。優雅さや味わいの良さが漂う逸品で、しっかりと作られており、採光の加減で白く光っておりますが未使用品のような綺麗な品物で傷んでいるところも無く保存状態 の良い品物で特に高価買取させて頂きました。囲炉裏端の煤竹は長い年月をかけ、やっとできる材料で、大量生産できる竹材ではありません。最近では囲炉裏端の煤竹の材料が無く、この作品の様な竹芸作品が出来ないので竹芸家の作家が困っておられます。
五代 早川尚古斎は 伝統 的なスタイルを保ちながら、新しい創意を加えた制作を続け、編組 技法 で「組の早川」と称され高い評価を得ています。精緻な編みや自由自在な荒編み等の編組技法を駆使し、竹の優れた特性を活かして、清楚でありながらも重厚な力強さを表現した作品を残しています。また、切込透文様と言う竹材を部分的に切り込むことで文様を生み出す独自の 技法 を用いた作品が非常に高い評価を受け、平成15年、重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)に認定されました。