秋田県湯沢市のお客様ですが、茶道具売却依頼で煎茶道具や抹茶道具、また金工作品の中川浄益で純銀製品の作品も一緒に秋田県より宅配でお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が19枚あります。くわしくはこちら
横幅約 19cm 縦幅約 19cm 高さ約 2.5cm 重さ約 186ｇ
先に品物を紹介させて頂きます。材質は純銀製です。時代は大正時代から昭和にかけて作られた 逸品 で、重量感 や存在感がある中川浄益の作品です。裏千家 家元 淡々斎宗匠の 書付 が付いております。千家十職 の十一代の中川浄益の作品で、昔の 職人技 が冴える貴重な作品で、手打ち の地模様が素晴らしい逸品なので高価買取させて頂きました。昔の品物で、銀の変色が見られます。簡単に綺麗になりますが、古い時代 の作品なので、現状のまま販売しております。採光の加減で白く光っておりますが、保存状態 の良い品物で、傷んでいる箇所は有りません。近年、純銀製品や 銀瓶 はアジア圏からの輸入品が多くみられますが、当店では、日本の古い品物のみを販売しております。昔の職人技が素晴らしい 茶道具 や 骨董品 は、高価買取させて頂きます。
十一代 中川浄益 1920年〜2008年紹真。昭和15年、20歳の時に十一代中川浄益を 襲名 します。戦時体制下で金属材料は優先的に軍需用に振り向けられ、茶道具生産の為の材料はほとんど手に入らず大変苦労します。戦後は、謙虚な姿勢で制作を続行し、花入 れ、水指し から、茶席の釘類や襖の引手まで数多く手がけています。2008年に87歳で死去。現在、当主は空席となっています。
作家の作品について少し説明します。最近では、上記のような時代ではなく、世界中どこでも行ける時代で、若者のコレクションも当時とは違い、世界で通じる作品や新しい草間彌生のような現代作家が現れ、過去の名品も価格が安くなってくる傾向があります。骨董品にも、時代の流れや流行があり、特に絵画や陶芸作品は、現代作家の作品が人気があります。また、作家の名前で相場価格の問い合わせをよく頂きますが、同じ作家の作品でも 若書き と晩年の作品では、大きな差があり、図柄 や簡単に描かれた作品と、時間を掛けた作品とでは、大きな価格の差があります。
このお客様のご事情は相続で品物を貰われて、分からない骨董品や茶道具をお持ちなのですが、サッパリ分からないので、一度見て頂きたいと写真をお送り頂きました。自分はお金の方が良いので、秋田県の湯澤市にお住まいですが近くには専門の骨董店も無く、専門店に見てもらおうと思われ当店のホームページをご覧になって連絡を頂きました。