買取実績 buy

最近では稀に見る中川浄益の素晴らしい名品の金工作品で、骨董品売却依頼を頂き直接拝見したいので出張させて頂き売却頂きました。

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台 最大横幅約 38cm 最大奥行約 11.5cm 最大高さ約 14cm 重さ約 2232g
水晶玉 各 直径約 8.5cm 高さ約 9cm

先に品物を紹介させて頂きます。千家十職 の一人、十代 中川浄益(1880〜1940)の 置物 です。水晶の台の材質は純銀製で、迫力のある波濤のデザインが施され、重量感 のある 名品 です。純銀の丁寧で 細密彫金細工は、現在ではなかなか真似できない昔の 職人技 で、さすが浄益作と思わせる端正な作りで日本を代表する骨董品です。作品の底裏には作者の 彫刻 されており、共箱で、購入された当時の覚書が入っております。昔の品物で、銀の変色が少し見られ、簡単に綺麗になりますが、昔のまま、販売しております。水晶玉は二個共同じ大きさで、当初購入時から 共箱 に入っている水晶玉で、本物だと思われます。これだけ立派な十代 中川浄益の名品は、日本を代表する金工作品の骨董品ですが、最近では殆ど見られません。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではなく、直接お客様より入荷した作品で、古い時代 の現状のまま販売しております。さすが、業界でうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、滅多に見られない名品です。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、保存状態 の良い品物です。このような 彫金細工 が施された骨董品の銀製品は特に高価にお引き取り出来ます。

この作品は非常に高価な作品なので、この時代近くの高価な作品について少し話をさせて頂きます。戦国時代以前から受け継がれた日本の金工品の歴史は長く、江戸時代は勿論、明治から大正時代にかけて活躍した金工作家で 帝室技芸員人間国宝の人々沢山おられ、このような作品は特別高価買取対象で、骨董品や 茶道具 の中の作品には驚きの価格でお引き取りできます。また種類は違いますが、金工品 のなかで明治から大正期の 七宝焼 で活躍された作家も多くおられます。特に内国勧業 博覧会展覧会 の出品作、御下命等により制作された作品は貴重とされ、特別高価買取対象です。売却依頼は是非古美術やかたに御相談下さい。