遠く地方のお客様より茶道具売却依頼を頂き、煎茶道具や茶釜を宅配でお譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。材質は鉄製です。蓋は 銅器 で出来ており、時代は明治時代から昭和初期頃のものだと思われます。保存状態 も良く水漏れ等無く、現在でも使用可能です。鉄味 が面白く、さすが 伝承 された昔の職人技が見られる 骨董品 です。共箱 はありませんので、茶の湯 の茶会では使えませんが、一人でお茶を楽しむにはもってこいの 逸品 です。採光の加減で白く光っておりますが、写真をご覧のように、保存状態の良い品物で買取させて頂きました。この作家は、初代もしくは二代川邊庄造の作品だと思われますが、現在三代目庄造で、昭和27年 奈良県橿原市に生まれ父 二代目庄造に茶の湯釜造りの 技法 を学ばれました。平成16年 三代庄造を 襲名 東京・大阪・福岡等 各地にて作品展を催されております。平成25年 伊勢神宮に 釜 を奉納されました。このような茶釜は買取させて頂きます。
茶釜(ちゃがま)の簡単な説明をさせて頂きます。茶釜(ちゃがま)は、茶の湯に使用する茶道具の一種で、茶に使用する湯を沸かすための釜のことである。風炉に用いる茶釜はとくに風炉釜(ふろがま)と呼ぶ。分福茶釜で知られるように茶釜は小さなものは直径30cm程度からあり、主に鉄で作られている。祖形の鍑が中国から伝わり日本で古くに改良され現在の形になった。明菴栄西が廃れていた喫茶の習慣を日本に再び伝えた当時の茶は、磚茶と称される茶の葉を餅状にしたものを削ってこの鍑で煮て供した。
祇園祭で有名な当地は千年も都が続いた街で、多くの優れた職人が集まり、逸品 や 名品 と言われる古美術 骨董品 をつくり、都を支えた都市で、その中心地の祇園骨董街に位置する 老舗 骨董店です。