面白いブロンズの骨董品売却依頼で、出張させて頂き数点のブロンズ像をお譲り頂きました。
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先に品物を紹介させて頂きます。材質は 銅器 です。時代は明治時代から大正時代のものだと思われます。躍動感のある馬の 置物 で、伊藤國男(1890年~1970年、岩手県生まれの彫刻家)の作品です。毛並みが面白く、あどけない顔の表情、また力強い筋肉が細部まで丁寧に表現された彫金細工の作品で、伊藤國男ならではのその表現方法に昔の 職人技 が光る 名品 で高価買取させて頂きました。現在の作家では見られない存在感や 重量感 のある 逸品 で、当時の 共箱 が付いております。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い品物で傷んでいる所はありません。このような日本を代表する骨董品の鋳造作品は買取させて頂きます。
伊藤國男(1890年~1970年)岩手県生まれの 彫刻家。10人兄弟で家計を助けるためにある彫刻家の内 弟子 となり、その頃に馬と関ったことがきっかけで馬像を彫るようになりました。騎兵学校や御料牧場を訪ねては馬像の制作に励み、やがてその作品は天皇陛下の元にも置かれるようになりました。モデルとなった馬たちが次々と戦争で命を落とすことに心を痛め、全財産を費やして戦没馬慰霊像を制作しました。生涯の全てを馬像制作に捧げたといわれている作家です。生涯を通して馬像の制作に取り組んでおり、明治天皇の御料馬を顕彰するために制作した「花鳥号銅像」や戦争で命を落とした馬のため「戦没馬慰霊像」など、馬像の制作に生涯をささげました。このような鋳造作品だけでなく、骨董品 や 茶道具 も作られているようです。