茶道具売却依頼で兵庫県神戸市まで出張させて頂き、数点の抹茶道具や陶磁器の茶碗をお譲り頂きました。
売却例の説明
写真が21枚あります。くわしくはこちら
先に品物を紹介させて頂きます。この 茶碗 は中村道年の黒樂茶碗です。裏千家 家元 鵬雲斎宗匠の 書付 が付いており、「黒 好日」と 銘 が付けられています。中村道年は 楽焼 を得意とした作家で、表千家や 裏千家 の 家元 に重宝され、多くの作品を代々残されています。この作品は中村道年の素晴らしい 逸品 で黒 樂茶碗 は年中使える作品です。道年は 骨董品 も作っておりますが、やはり楽焼なので 茶道具 が主流でなかでも昔から、一楽、二萩、三唐津、と言われてきた楽茶碗で、茶の湯 では喜ばれる逸品です。未使用品で、共箱 で共布が付いており、ご覧のように販売当時の添紙も付いております。採光の加減で白く光っておりますが、傷んでいる箇所は無く、未使用品です。今回、先代が裏千家にお勤めされていたお客様より買取させて頂いた、未使用品の作品ばかり10点紹介させて頂いております。愛好家 の皆様に喜んで頂きたいと買取価格も安くお譲り頂き、販売価格を安く設定しております。
中村道年(略歴)陶芸家。京都府出身。幼少期から陶芸家志し、清水六兵衛、四代 高橋道八、帯山与兵衛、真清水蔵六達に 師事 する。京焼・楽焼 はいうまでもなく、高麗茶碗写し、染付 など様々な 陶磁器 の製法を習得。明治時代から何代も続き現在は五代目で、楽焼を得意とした作家で、表千家 や裏千家の家元に重宝され、多くの作品を代々残されています。
このお客様のご事情は、古美術やかたは半世紀の50年近く営業実績があり、この間いろいろの事がありましたが、現在では、京都を始め、大阪や東京美術俱楽部で開催される競り市にも参加させて頂いております。また世界のオークション、クリスティーズの会員で年末年始には、ご挨拶に来店頂いております。多くの信頼あるメディアにも紹介され、最近では一日2~3軒の売却依頼を頂く事もよくあります。このお客様も兵庫県の神戸港近くにお住まいになられている遠くのお客様ですが、いろいろな品物を販売している古美術やかたのホームページで営業実績をご覧になり、今回の売却依頼を頂いたのだと思われます。